D12  DNA



この問題の努力目標

  全て覚える




技術士試験の問題からは必要最小限の引用にとどめる。(問題)が記されている部分はその引用である。

問題および解答は日本技術士会のホームページより必要に応じて入手してください。

  技術士第一次試験の問題      



問題番号が赤字のものは、ボーナス問題


DNAの変性

H28年 Ⅰ-4-6   H24年 Ⅰ-4-5   H17年 Ⅰ-4-5

同じ問題

H24年 Ⅰ-4-5 と H17年 Ⅰ-4-5


DNA構成塩基

H27年 Ⅰ-4-6




DNAの変性



H28年 Ⅰ-4-6

正答: ③ 

(解答)

DNA二重らせんの2本の鎖は、相補的塩基対間の水素結合によって形成されるが、熱や熱アルカリで処理すると、変性して一本鎖となる。

しかし、それぞれの鎖の基本構造を形成しているヌクレオチド間のホスホジエステル結合は壊れない。

DNA分子の半分が変成する温度を融解温度と言い、グアニンとシトシンの含量が高いほど高くなる。

熱変性したDNAをゆっくり冷却すると再び二重らせん構造に戻る。


GとCは三重結合(強い)、AとTは二重結合  GとCは活字に丸みがあり面積も大きいので手が3本。
                            AとTは活字が尖っていて面積も小さいので手が2本

赤丸で囲った部分がホスホジエステル結合。

図の上の部分がDNA二重鎖の一本、そして下の部分がDNA二重鎖のもう一本。
その2本のDNA鎖がG-C水素結合、あるいはA-T水素結合でつながり、DNAらせん構造を作り上げる。

DNA(Wikipedia)より

   



H24年 Ⅰ-4-5

正答: ③ 

(解答)

核酸塩基間における水素結合によって形成される二本鎖DNAは熱や強アルカリで処理すると、変性して一本鎖となる。

DNAを徐々に加熱していくと変性の度合いに応じて紫外線の吸収量が増加する。

DNA分子の半分が編成する温度を融解温度といい、グアニンとシトシンの含量が多いほど高くなる。熱変性したDNAをゆっくり冷却すると再び二重らせん構造に戻るが、これをアニーリングという。



DNA構成塩基



H27年 Ⅰ-4-6

正答: ③

(解答)

問題で与えられた条件を図にしてみた。数字の単位は塩基組成%、図中の点線は水素結合を表し、アデニン(A)とチミン(T)の間は二重の水素結合で結ばれ、シトシン(C)とグアニン(G)の間は3重の水素結合で結ばれていることを示している。同鎖側のTが35%なら相補鎖のAが35%、同鎖側のCが20%なら相補鎖のGが20%である。

この図から、同鎖側で、アデニン(A)とグアニン(G)の和が45%であることがわかる。




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