国包けやきの会 2019年新春セミナー 第二弾


2019年 国包けやきの会 新春セミナーのご案内









Web上で見出した植田一氏の情報

  2月23日(土)のかこがわ学講座の案内です。


      植田一探険隊 加古川の源流に挑む!! 予告編 (YouTube)






20192 2日~23日の毎週土曜日、午後24(16日のみ午前1012)
かこがわ学講座2019を開催します。

会場は加古川総合文化センター(16日のみ加古川ウェルネスセンター)です。

その第4講座(223)に公開する「植田一探険隊 加古川の源流に挑む!!」の
予告編です。

問合せ先:加古川観光協会  079-424-2170




        【かこがわ学講座2019】お試し体験講座(全編)

        
植田一氏は12分、48分、1時間11分ごろからの登場です。






3月17日セミナー当日


 朝方の雨にもかかわらず、セミナー開始時刻の午後1時半には春の陽光に恵まれ、セミナー会場にもその温かい光が届いた。写真は「国包けやきの会」の命名の元となった、上荘小学校国包分校のケヤキの木である。この木がここに昔われらが学び舎があったことを思い出させる。真ん中の写真は国包公会堂、そして右はその内部である。



  国包分校のケヤキの木

  国包公会堂

  講演開始を待つ会場


 講演会は国包けやきの会会長の藤原忠悟のあいさつで始まった。会のモットーは「わかりやすく、おもしろく」であり、これが国包地域おこしの合言葉である。

 まず、昨年の第4回国包伝統文化祭に出展された松尾信一さんの木製椅子が神戸市と姫路市の美術展で入選したとのうれしい報告があった。第44回こうべ市民美術展での審査員が選ぶ神戸芸術文化会議賞(写真参照)と、市民の投票で選ばれる神戸市民賞のダブル受賞である。第73回姫路市美術展では工芸の部で入選(写真参照)とのこと。関連Webはその第4回国包伝統文化祭およびその会場風景写真集からの引用である。



  会長より開会のあいさつ   松尾信一さん受賞の報告

  こうべ市民美術展パンフレット

  神戸芸術文化会議賞 受賞

  姫路市美術展 工芸の部 入賞

 第4回国包伝統文化祭の会場風景写真集より




植田一講師のご講演


 本日の資料として、下に添付した4頁ものの資料「よろず生涯学習『目指せ、地球市民! 合言葉はグローカル』」(以下、レジュメ)とかこがわ検定2019(初級)正答集をいただいた。植田一講師(以下、先生)はかこがわ検定の教科書でもある KakoStyle2 という本の製作にも深く関係しておられる。

 さて、タイトルのグローカル(Glocal)の意味だが、グローバル(Global)とローカル(Local)からの造語である。WebでGlocalは次のように記されている。

 グローカル(Glocal)とは、グローバル(Global:地球規模の、世界規模の)という言葉とローカル(Local:地方の、地域的な)という言葉を掛け合わせた造語である。その意味するところは、「地球規模の視野で物を考えつつ、必要に応じて地域視点で行動する(Think globally, act locally)こと」である。

 先生は北条の出身であり、現在もそこに住んでいらっしゃる。この地も例にもれず過疎化の荒波を受けている。かつて賑わった商店街は現在はシャッター街となり昔の面影はないと。これを聴くと寺家町商店街を連想してしまうが、北条の現実はこれよりもさらに過酷であるようだ。この衰退した商店街の空き店舗を利用した地域活性化について、その具体例を複数例紹介された。

 誰かが中心になって、あるいは誰かの触媒的な活動を通して町を活性化していくことの重要性を力説された。これはローカルの立場からのお話である。

 それに続く話題として「よろず生涯学習」に触れられた。先生自身、大学を卒業すればそれまでの知識で世の中を安穏にわたっていけると思っていらしたが、現実の社会では常に勉強し続けることが大切であると気づかされたとのお話につながっていく。具体的には、レジュメにあるように「出かける、交流する(話す)、活動する(考える)、体験する・人の話を聞く(学ぶ)まさにボランティア活動、市民活動、人との出会い、新しい体験、全てが学びの場」となっている。

 そして「地球市民とは」と話は一転してグローバルへと移っていく。国連の持続可能な開発目標(SDGs)を取り上げ、世界にはまだまだ恵まれない地域が多いことを画像にて紹介された。遠い??将来の世界(グローバル)の在り様を考えさせ、そこから地域(ローカル)の向かうべき方向性を各個人で考えなさいと言われているものと感じた。

 北条というローカルから発した話は、広く全世界(グローバル)、特に貧困にあえぐ世界へと広がった。そして、いよいよ結論として、話は再びローカルへと収斂してきた。レジュメの「未来カルテ」によると市町村の将来はそんなに明るくないようだ。この予測された未来を覆すことができるのは「人智」であるというのが先生のお考えのようである。

 本日の主題である「グローカル」、再記すると、

 グローカル(Glocal)とは、グローバル(Global:地球規模の、世界規模の)という言葉とローカル(Local:地方の、地域的な)という言葉を掛け合わせた造語である。その意味するところは、「地球規模の視野で物を考えつつ、必要に応じて地域視点で行動する(Think globally, act locally)こと」である。

 このグローカルを実行し、地域に活かしていくためには、レジュメの「よろず生涯学習」、すなわち
、「常に勉強し続けること、出かける、交流する(話す)、活動する(考える)、体験する・人の話を聞く(学ぶ)まさにボランティア活動、市民活動、人との出会い、新しい体験、全てが学びの場」に話が戻ってくる。地域は地域の人の知恵で立て直す以外にない、というのが結論かもしれない。

 レジュメの最後に「国包ビジョン、『けやきの会』ストーリー」があり、キーワードが記されている。円滑な人間関係も重要と。



  講師の略歴紹介

  自己紹介


  北条の宿まちなか活性化

  よろず生涯学習

  地球市民とは

  グローカルとは

  環境学習

  持続可能な開発目標

  新しい公民連携

  アクト・ローカリーとしてどうするのか!?




TAKA&アーリー殿下演奏会


 TAKA&アーリー殿下の熟達したギターとマンドリン演奏にのせ、TAKAさんの素晴らしく澄み通る歌声が会場いっぱいに広がった。歌の合間々々にトークを交え、そのトークにもついつい引き込まれていく。時の流れを忘れる演奏会であった。

 TAKAさんは65歳、アーリー殿下は60歳とのことである。長い年月の練習と演奏会の成果を私たちは余すことなくいただけ、思い出に残る一日となった。

 TAKAさんは播磨町、アーリー殿下は高砂在住とのことであり、地元への強い愛着を持っておられる。トークの中でも地元の話題が随所にちりばめられていた。

 さらに、本日の8曲の最初の3曲は、TAKAさん作詞作曲で「播州3部作」と命名されていた。なかなか聞きほれる曲で、TAKAさんの播州への深い思い入れが伝わってきた。

 本日の8曲は、ふるさと播州、まつりの夜、べっちょないか(以上が播州3部作)、そして、オー・シャンゼリゼ(皆で合唱)、上を向いて歩こう、母さんの歌、赤いスイトピー、北国の春、であった。





  TAKA&アーリー殿下

  TAKAさん

  アーリー殿下

  歌に合わせて手拍子で

  会長よりお礼の言葉

  TAKAさん



  

  織田正樹加古川市議のご挨拶

国包けやきの会の開催するこのような良い場が、国包のみならず八幡地区の活性化にもつながっていくことを願っています。




植田一講師のレジュメ