タンパク源である家畜を育てるには穀物が必要となる。最近では魚の養殖にも餌が必要となっている。必要な穀物の量は、トウモロコシ基準で下に示したとおりである。計算に自信がないが、トウモロコシの23.7kgを牛肉の2.2kgで割れば約11倍となる。
人口の増加や食料の輸入制限などで、エネルギー源としての食料が不足してくるようなことになれば、私たちの口に入る食料は、穀物の割合が増加してくる可能性がある。江戸時代へ振り子が揺り戻すわけである。
日本は技術輸出国である。エネルギー保障、食料保障に十分に足り得るように科学技術を維持・発展させ続けることが、国家の安定に繋がると信じている。
・畜産物を1kg生産するのに
必要な餌の穀物の量
(トウモロコシの必要量)
11kg 牛肉
7kg 豚肉
4kg 鶏肉
3kg 鶏卵
2kg 魚肉
・1000平方メートル(1反)から
得られるタンパク質量
39.9s 大豆
29.7s 米
23.7s トウモロコシ
15.5s 小麦
5.0s ほかの肉類
2.2s 牛肉 |
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