10. 1kgの食肉を得るためには、牛肉11倍、豚肉7倍、鶏肉4倍の穀物が餌として必要

 2007年 4月21日掲載  2014年 1月10日再掲


 タンパク源である家畜を育てるには穀物が必要となる。最近では魚の養殖にも餌が必要となっている。必要な穀物の量は、トウモロコシ基準で下に示したとおりである。計算に自信がないが、トウモロコシの23.7kgを牛肉の2.2kgで割れば約11倍となる。

 人口の増加や食料の輸入制限などで、エネルギー源としての食料が不足してくるようなことになれば、私たちの口に入る食料は、穀物の割合が増加してくる可能性がある。江戸時代へ振り子が揺り戻すわけである。
日本は技術輸出国である。エネルギー保障、食料保障に十分に足り得るように科学技術を維持・発展させ続けることが、国家の安定に繋がると信じている。

・畜産物を1kg生産するのに
 必要な餌の穀物の量
 (トウモロコシの必要量)

  11kg  牛肉
   7kg   豚肉
   4kg   鶏肉
   3kg   鶏卵
   2kg   魚肉

・1000平方メートル(1反)から
 得られるタンパク質量

  39.9s  大豆
  29.7s  米
  23.7s  トウモロコシ
  15.5s  小麦
  5.0s   ほかの肉類
  2.2s   牛肉




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