最近、忘れられがちになるCO2の話である。国の音頭取りで、多額の補助金を投入されたJFEスチールの実証試験プラントが稼働を開始するというニュースである。
鳩山首相が世界に向けて高らかに宣言した、「2020年までにCO2の排出量を半減する」の一つの形である。が、しかし、ここまで日本経済新聞に取り上げられる技術の実用化が2030年とはびっくりである。
この技術、できるといって頑張っているがどこかに大きな問題があるのであろうか。新聞にはもっともらしく書かれているが、2030年となる理由を新聞記者が聞き出してもらいたいし、国民の血税を使う国としては、2030年とした理由を国民に説明する義務がある。
ただ、私が無知なだけで、国はそのあたりのことはどこかで小さな声で、すでに説明しているかもしれないが。
日本経済新聞 3月1日
鉄鋼大手、共同試験設備が稼働
CO2回収 コスト半減へ
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