50. 最近嫌われ者の二酸化炭素を泡として利用する 入浴剤や発泡剤、洗浄剤など

 2008年11月10日掲載  2014年 1月13日再掲


最近嫌われ者となっている二酸化炭素(炭酸ガス、CO2)であるが、入浴剤やプラスチックの発泡剤、あるいは配管の洗浄剤として利用されている。


入浴剤の製法(例)

http://www.mamamel.com/eco/eco_sekirara10.htm

引用の始め
材料は、重曹とクエン酸を3対1の割合で用意してください。それに、少し湿り気を感じる程度の量の水を加え混ぜ(重曹+クエン酸=100グラムなら小さじ1杯程度)、手でギュッと握ってボール状にし、乾燥させます。ナカジマ家の場合、1回の入浴で、テニスボールより少し小さいくらいのボール状フィズでちょうどいい感じです。

慣れてきたら、色や香りを付けたり、ハーブを混ぜ込んだりして楽しむのもステキですね。(注:香りは肌に付けられるタイプのものを使用してください)
                                     引用の終わり

化学式で書くと次のようになり、下の重量比で反応することになる。文章中で重曹を少し多めにしているのはノウハウであろう。




プラスチックの発泡剤

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BA%E6%B3%A1%E5%89%A4

引用の始め
主な発泡剤と原理
炭酸水素ナトリウム、熱分解により二酸化炭素、水を発生

2NaHCO3 = Na2CO3 + CO2 + H2O
                             引用の終わり

いろいろなタイプの発泡剤が存在するが、重層の熱分解は代表的なもののひとつである。



洗浄剤の製法(例)

入浴剤と同じ組成で発生してくる炭酸ガス(CO2)の泡で汚れを吹き飛ばすことができる。ただし、この反応でガスが発生してくる速度は、入浴剤を考えていただければわかるように、そんなには速くない。気の短い私は、酢酸と重曹を混ぜて使用していた。こちらであれば、反応が速いので急激に泡が発生する。

  CH3COOH + NaHCO3 → CH3COONa + H2O + CO2↑

これも一つの使い方であろう。




文書リストに戻る ホームに戻る