84. 働き壱両 考え五両 知恵借り拾両 骨知り五十両 閃き百両 見切千両 辛抱万両

 2009年 2月28日掲載  2014年 1月18日再掲


日本経済新聞の今月の「私の履歴書」はドトールコーヒー名誉会長の鳥羽博道氏の連載です。

2月26日の回は「座右の銘」です。その中に次の言葉が示されていました。

ゴルフ場のコースにある石碑に刻まれた言葉を見出し、「はっ」と立ち止った」と記されています。

   働き      壱両
   考え      五両
   知恵借り    拾両
   骨知り     五十両
   ひらめき    百両

一の努力は一の成果しか生まないが、アイデアを持って一の努力をすれば五の成果が出る。世の中には努力する人や一生懸命な人はゴマンといる。アイデアを持って努力しなければいけないと痛感した。
                                    ここまで引用

素晴らしい格言ですので、その出所を確認しようといたしましたが、残念ながらまだ突き止めていません。確認できたことがらは下に示した通りで、「見切千両」と続いているのですが、これは株式相場の「損切り」でよく使われる言葉ですので、最初からこの格言に付属していたかどうかについては不明です。辛抱万両は後から付け加えられた言葉のように感じられます。しかしながら、この困難な時代、「見切」のも、「辛抱」するのも意味があることであり、とくに「辛抱万両」に含まれる意味には大きなものがあるのではないでしょうか。

そして本日が連載の最終日。鳥羽会長は次のように締めくくっていらっしゃいます。

「私は振り返ってみると、大した事をやってきた訳ではないが、自分なりの夢は実現されてきた様に思う。私が今最後に望む夢は「努力に応じ国民等しく幸せに住める社会」「世界から尊敬される国、日本」の実現だ。」


格言 Wikipediaより
格言(かくげん)、アフォリズム(英語: Aphorism)とは、人間の生き方、真理、戒めや、武術、相場、商売などの真髄について、簡潔な、言いやすく覚えやすい形にまとめた言葉や短い文章。諺(ことわざ)が、庶民の生活の知恵から出たものであるのに対し、格言は、昔の聖人・偉人・高僧などが言い残した言葉や、古典に由来するものを言うことが多い。箴言や警句を含む。


国際結婚 ハルピン 仲人のつぶやき
http://kokusai-kekkon.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/27feb2009-bf30.html
引用開始
経済人は諺や座右の銘を大切にしています。他社よりも飛び出るとか突き抜けるには努力だけでは難しいです。当社でも使命感やビジョンは毎日唱和しています。
経済人の回顧録からちょっと気になった昔からの諺です。
 働き壱両 考え五両 知恵借り拾両 骨知り五十両 閃き百両 見切千両


見切千両、辛抱万両Theme: 感銘を受けたことば
http://ameblo.jp/tsuiterutsuiterujp/theme5-10002101390.html
SBIホールディングス北尾CEO曰く、「見切千両、辛抱万両」


百戦百勝―働き一両・考え五両  城山三郎(角川文庫)
祖父から教えられた「働き一両 考え五両」という言葉を胸に、貧農の倅から身を起こした山種証券の創始者で、「相場の神様」と言われた山崎種二がモデルの経済小説です。


Some Diary
http://www.akemi-takase.com/diary/060711.html
夢を叶える!」時間の限り凝縮された内容で、会長の 10代からの情熱的な人生の熱い想いとフィロソフィーをご講義頂きました。この日の印象に残ったお言葉の一つは、‘骨知り五十両、閃き百両、見切千両’です。コツを知る事!閃く事!行動する事!
  2006年7月11日
  第8回アクティブエイジングセミナー
  (株)ドトールコーヒー 鳥羽 博道名誉会長
  プロトコール&マナーズ協会理事長上月マリア先生




文書リストに戻る ホームに戻る