128. 今年もノーベル賞の複数受賞を! 日本に明るい希望の光を! 来週に受賞者の発表が!

 2011年 9月29日掲載  2014年 1月22日再掲


月が10月に変わる来週はノーベル賞の話題で持ちきりになるだろう。生理・医学賞(3日)をはじめ、物理学賞(4日)、化学賞(5日)、文学賞(未定)、平和賞(7日)、経済学賞(10日)と発表が続く。

トムソン・ロイター社は毎年ノーベル賞の有力候補を選出している。今年も日本人1名が選出され、その数は毎年加わっていくので、これで合計13名の日本人が有力候補として名を連ねた(下表参照)。

昨年は化学賞で2名の受賞があった日本であるが、今年は化学賞と物理学賞でダブル受賞を願うところである。科学技術立国・日本の底力が世界に向けてアピールされることを期待している。勿論、iPS細胞での生理・医学賞、文学賞、平和賞、そして今までに日本人としてのいまだ受賞者がいない経済学賞なども含め、その結果が待ち遠しい。

なお、昨年のノーベル賞に関して記したブログを次に示した。この一連のタイトルを見ていると昨年のノーベル賞フィーバーが再起される。



ノーベル化学賞に鈴木章さん(北海道大学名誉教授)と根岸栄一さん(パデュー大学教授) 10月6日

本年のノーベル物理学賞はグラフェンに カーボンナノチューブを追い越しての受賞が決定 10月6日

熊田・玉尾クロスカップリングで知られる理研 基幹研究所 玉尾皓平 所長かのノーベル賞受賞へのコメント  10月9日

ノーベル賞の下馬評 勢い余って京都大学の北川進教授が化学賞の受賞者に! 正夢だといいんですが 10月10日

本日はノーベル賞の授賞式 鈴木・根岸両教授の受賞を日本の発展に結びつけるにはどうすればよいか? 12月10日

カーボンナノチューブで日本人のノーベル賞受賞なるか!? 確実といわれながらもグラフェンに先を越され 2月17日





マイコミジャーナル 9月22日

トムソン・ロイター、ノーベル賞受賞候補者24名を発表 - 日本人は1名が選出


トムソン・ロイターは9月21日、10月3日から予定されているノーベル賞13 件受賞者の発表者に先駆け、同社の学術文献引用データベース「Web of Science」を元に、論文がどの程度引用され、学術界にインパクトを与えたのかなどを考慮した「ノーベル賞13 件有力候補者(トムソン・ロイター引用栄誉章)」を発表した。

同賞は同社が1970年代から不定期に行ってきた文献の引用数の定量計測を元に、2002年以降、毎年定期的に発表してきたもので、今回、新たに有力候補として加えられた研究者は「医学・生理学」で4トピック8名 、「物理学」で3トピック6名、「化学」で3トピック5名、「経済学」で3トピック5名の合計24名。その内、日本からは物理学分野で東北大学 電気通信研究所・教授、同大 省エネルギー・スピントロニクス集積化システムセンター・センター長の大野英男氏が選出された。

候補者は毎年選出されるが、選出された研究者は候補者の1人として翌年以降も繰り越してリストアップされていく方式であり、2002年から2011年までの間に、今回の大野教授を含めると日本人だけでも13名が候補者に名を連ねている(内2名は故人)。

今回の大野教授の選出は、1996年に発行された「希薄磁性半導体における強磁性の特性と制御に関する研究(for contributions to ferromagnetism in diluted magnetic semiconductors)」という論文を中心に、引用件数が長年にわたり、高い水準を維持していること。論文タイトルだけではなんのことだか分かりづらいが、次世代エレクトロニクス技術として期待が高まっているスピントロニクスの基礎を構築した、






文書リストに戻る ホームに戻る