ものの値段は需要と供給で決まる。これが経済の大原則である。
純正のヒューレットパッカード製プリンターインクの価格が、容積あたりで見ると血液の2倍に価格とのデータが紹介されていた。プリンターインクは、キャノン性もそうであるが、ノウハウの固まりである。含まれる金属量をある微量量以下に下げておく必要があるし、空気に触れてペン先で固まるようではいけない。かといって、印刷用紙に吹き付けられた時には速やかに乾燥する必要がある。
プリンターインクはノウハウの塊であり、そのノウハウにお金を支払っているわけである。純正でないインクやカートリッジ詰め替え用のインクで安価に済ませようとした場合には、インク詰まりが起こり、結局は純正品を購入する羽目に陥ったと聞く事が多い。
価格をこのように比較してみることは、価格の仕組みを知る上で非常に面白い。
中国が主産地で、その入手が困難となってきているレアアース(金属)についても、その存在量と価格の関係がグラフ化されていたので、紹介した。このグラフも、存在量が少ない場合には単位重量当たりの価格が高いとの結果となっている。しかし、ばらつきは結構あり、これはそのレアアースの使用のされ方によるものと考えられる。産業上有用であり、存在量の少ないものは高価になると考えられる。電池に利用されるリチウム(以下参照)は南米が主産地であることもあり、まだ安価となっている。
さらに、その下には貴金属(金、白金、銀)の価格に関するグラフを示した。人々が有事の際の安全資産と考える金や銀はその希少性も手伝い、その価格は世界情勢とともに大きく変動している。
鉄の原石の価格、鉄鋼の価格、特殊鋼の価格、自動車の価格、自動車スクラップの価格と鉄という切り口で、それぞれの1kgあたりの価格を比較してみても経済の原則(付加価値)を学ぶ上では面白いのではないだろうか。
以下引用
リチウム Wikipediaより
埋蔵量は塩湖かん水として1866万t、鉱石として1050万tと見積もられている。これは電気自動車などに需要が急増したとしても可採年数400年以上と十分な量である。リチウムは最も軽い金属元素なので、地球的な長時間のうちに海水中と地殻上部を循環し続け、乾いた塩湖の底には必ず豊富なリチウム資源が存在する。量的には全く枯渇する心配はなく、リチウムはレアメタルではない。ただし豊富な資源ゆえに単一産地で需要のほとんどを生産するという、偏在性と独占的供給による、商業的な需要ギャップが懸念される[2][3]。確認埋蔵量で一、二を争うボリビアの資源は全く開発されていない。
ラボQ 2009年12月24日より
人の血液よりも高いのは・・・・液体の値段を比較したグラフに驚嘆
http://labaq.com/archives/51342006.html
グラフの左から、
?HP 黒インク #45
?人間の血液
?ペニシリン
?3M PF-5030(工業用冷却剤)
?ウォッカ
?レッドブル(スタミナドリンク)
?ペットボトル水
?原油(バレル)
社会実情データ図録より
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4735.html
社会実情データ図録より
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