予想できる間違いである。やはりあったのか、といったところである。無人の給油所で火災が起こったという報告が無いのは幸いである。
私も京都のまちなかで、一度そのような乗用車に遭遇したことがある。急に排気口から白い煙を勢い良く噴出し、車は止まった。運転手があわてた様子で飛び出してきた。幸いそれ以上のことは起こらなかった。もぅ20年も前の話である。
ガソリンも軽油も混合物であり、ガソリンの沸点範囲は33−170℃、軽油の沸点範囲はそれよりも高く180−360℃となっている。すなわち、軽油の方が燃えにくい。京都の例では、軽油を燃料とするディーゼル車に間違えてガソリンを給油したことが原因だったのだろう。
また、ガソリンをポリ製のスケアアバッグで購入することは禁止されている。このあたりの監視がどうなっているかは興味があるところである。
最初の教育効果が薄れてきたころが危ない。さらに、水素ステーションでの高圧水素の充填などが行われるようになると(このような時代はしばらくは来ないと考えられるが)、スタンドでの危険性はますます増加することになる。一度立ち止まって、総合的な確認を行う時期に来ているのかもしれない。
asahi.com 4月28日
軽は軽油で走る? セルフ給油、ガソリン・軽油確かめて
29日から大型連休がスタートする。乗り慣れない車やレンタカーで遠出する人が増えるとみられるが、日本自動車連盟(JAF)によると、セルフ方式のガソリンスタンドで軽油とガソリンを入れ間違えるトラブルが多発しているという。ガソリン価格の高騰で、有人スタンドよりも安く給油できるセルフスタンドへの人気が高まっていることも背景にあるようだ。
軽油とガソリンを入れ間違うと、次第に振動や異音がして走れなくなるという。 |
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