人は長い人生を生き、その中で培ったそれぞれの生き方、考え方があります。自分では絶対に正しい。他の人たちが間違っていると強く思い信じていることでも、次の日に証拠を突きつけられあっさりと謝らなければならないこともあります。
しかし、この謝らなければならないという機会が得られることは、自分自身の考え方を見直す良いチャンスとなります。自分で自分の姿、また自分の考え方は見えないものです。これを見えるようにしてくれるもの、それは多様な考えを示してくれる何か、たとえば友人でしょう。
人生に絶対はありません。そして考え方に絶対はありません。相対的なものだと感じます。
科学には絶対的なものがありそうですが、その科学の確からしさも、それを判断する人間により変化します。
それでも絶対的に確かなものを求めて人々は努力するわけです。書籍は「99.9%は仮説」となっています。そして結びには、「すべては仮説に始まり仮説に終わる?」と記されています。
さて、100%から99.9%を引いた残りの0.1%。ここにはなにがあるのでしょう?
書籍「99.9%は仮説」(竹内薫、2006年)は古本市場で最低価格1円と、厳しい評価を受けていますが、その内容には鋭いものがあります。普段の思考方法の確認と、思考のトレーニングには良い本ではないでしょうか。
たとえば、次のような内容です。
飛行機はなぜ飛ぶのかはよく分かっていない
ベルヌーイの定理では説明がつかない
常識はある日突然180度覆る とにかく常識を疑え
コペルニクス的転回
かつてはキリスト教の宗教観に支えられた世界が常識であったが
日本の海岸線は2400キロメートルの仮説
海岸線の長さは海上保安庁などが発表していますが、答はないのでは?
私のブログにも記しました
科学は常に反証できるものである
ひとつでも理論に合わない事例が出てくると、その理論は否定される
宗教は自分たちの神様が間違っていることは絶対に認めない
マイナスイオンは体にいい仮説
多くの電気製品で謳われ、製品の訴求力をあげているマイナスイオンですが、科学的には???です。
私のブログにも記しています
聖書(宗教)による人類の起源は約6000年前
私の関連ブログにも99.9%が出てきます
アメリカではまだ進化論を信じていない?・・・なにごとも疑ってみる精神は重要、盲信は科学的でない
わかったふりが一番危険
なにが分からないかをはっきりさせる 無知の知
すべては仮説にはじまり仮説におわる?
99.9%は仮説 思い込みで判断しないための考え方
プロローグ 飛行機はなぜ飛ぶのか?実はよくわかっていない
第1章 世界は仮説でできている
第2章 自分の頭のなかの仮説に気づく
第3章 仮説は一八〇度くつがえる
第4章 仮説と真理は切ない関係
第5章 「大仮説」はありえる世界
第6章 仮説をはずして考える
第7章 相対的にものごとをみる
エピローグ すべては仮説にはじまり、仮説におわる |
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