少し古いデータを使用することになりますが、
この図はGDP(国内総生産)に対して、政府債務残高(国債残高)がどの程度になっているかを示したものです。図は細心の値ではありませんが、日本が際立って高いことが分かります。次いで高いのがイタリアで、かなり離れてフランス、ドイツ、米国が続いています。
政府債務残高の推移の国際比較
さて、政府の歳出に占める国債金利の割合はどの程度のものでしょうか?
国債の金利が国ごとに異なりますので、正確な事は言えませんが、日本は国債の利払いと借り換えに四苦八苦していることはご存じのとおりです。イタリア(EU)の政策金利も日本より少し高い所にありますので、やはり苦しい状況でしょう。他の国はまだ余裕があるかもしれません。
この2つのデータを見る限り、やはり日本はかなり厳しい状況に置かれていると考えるべきでしょう。
国家の返済額は債務残高×(政策金利+α)となりますので、世界一低い日本の政策金利を死守することが、日本が生き延びていくための最低限の条件であると考えられます。
各国の政策金利
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