339. 干ばつの国オーストラリア その影響はレストランにも? 緑の国・日本の素晴らしさを改めて実感する

 2010年 6月10日掲載  2014年 5月 5日再掲


下の記事はmagmagからの引用である。オーストラリアのシドニーで、食べ残しをすれば出入り禁止となるレストランについての記事である。出所を探したが見出していない。シドニーの地方紙かと思われる。

さて、日本人は、たとえばアメリカへ旅行して日本の感覚で注文すると、その出てくる量の多さにびっくりし、食べ残すことになる。これについては日本人の評判は良くない。

日本のレストランでも思うことであるが、客が完食してくれると店側はどれだけありがたいことか。まず、残飯整理が必要なくなる。食器も洗いやすくなる。

オーストラリアはここ数年干ばつが続いている。記事に出てくるシドニーでも水不足である。多くの記事に水不足の様子は記されているが、たとえば次のような記事がある。

シドニーも水不足が深刻に

シドニーなど、水不足の地では、食後の食器は日本のように水を出しっぱなしにしては洗わない。洗剤の入った水に漬け、そこから取り出した食器より水分をふき取ると食器洗いが終了となる。下の記事は、このような状況でのレストランの苦肉の策ではないかと想像される。

これを思うと、水を流しっぱなしで食器洗いができる日本はなんと幸せな国か。その一方で、日本は、干ばつのオーストラリアから牛肉や小麦など、目には見えない形で大量の水(仮想水、バーチャルウォーター)を実質的に輸入していることになっているのは、何とも皮肉な構図である。




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【毎日1分!英字新聞 #2551】clean one's plate 2010_06_09
     発行部数 112,644部
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Australia: Restaurant Makes Diner Clean Plate

A restauranteur in a suburb of Sydney fed up with waste left by diners
has made it a rule that the customers must eat everything on their
plates or pay a penalty and not return.



■対訳

「豪州: 客に食べ残しゼロを要求するレストラン」

シドニー郊外で、食事客が残す食べ物の無駄に耐えかねたレストラン
オーナーが、客が料理をすべて食べることを規則として定めた。
食べ残した場合は罰金を払い、このレストランにはもう来られないという。


◎毎日1分!英字新聞
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