371. フランス ゴールド、イタリア シルバー、 英国 レッド、 ドイツ ブラック そして 日本 オレンジ

 2010年 9月19日掲載  2014年 5月 5日再掲


この色は何を意味しているかわかりますか?


   英国       レッド
   ロシア      パープル
   メキシコ     グリーン
   フランス     ゴールド
   スペイン     オリーブ
   ブラジル     シトロン
   ポルトガル    レモン
   ドイツ       ブラック
   イタリア     シルバー
   日本       オレンジ


以上の色コードは、このブログからの抜き出しです。今からすでに90年くらい前の1920年ごろの話となりますが、アメリカの国際戦略は国ごとに周到に計画されていたようです。第一次世界大戦は、1914年から1918年です。日本に対しては、第二次世界大戦時にこのオレンジプランを骨格とした戦略が適用され、日本の敗北へと大きな力を発揮したようです。

 1 カラープランとは
アメリカの海軍、あるいは陸軍は、1920年代(大正10年頃)から、仮想敵国を想定し、相手国をカラ―で表現して、シュミレーションで戦争(摸偽の戦争)を展開するような試みを行っていたようであります。



オレンジ計画(Wikipedia)

カラーコード戦争計画(Wikipedia)

ホワイト計画:アメリカ合衆国国内における内乱を想定していた。後にガーデン・プロット計画へと発展している。計画の一部は1932年のボーナスアーミー派遣の際に利用された。最も懸念されていたのは国内の共産主義者による蜂起であった。

グレイ計画:西インド諸島諸国を扱う。
パープル計画:中央アメリカ諸国およびロシアを扱う。
グリーン計画:親アメリカ政権を樹立するためにおこなうメキシコ侵攻をあつかう。1946年になり公式に凍結された。
ゴールド計画:フランスおよびカリブ海のフランス領を扱う。
ブラック計画:ドイツとの戦争を扱う。最重視されたケースは、ドイツがフランスおよびカリブ海のフランス領を占領し、これを拠点にしてアメリカ東海岸への侵攻を開始した場合を想定していた。
インディゴ計画:アイスランド侵攻を扱う。1941年にデンマークがドイツに占領された際に、アメリカは実際にアイスランドを占領している。
ブラウン計画:フィリピンの暴動鎮圧を扱う。
イエロー計画:中国での戦争を扱う。日中戦争における北京の防衛および上海の確保が目的とされていた。
バイオレット計画:中国国内の内乱への介入を想定していた。
オリーブ計画:スペインとの戦争を扱う。
シルバー計画:イタリアとの戦争を扱う。
エメラルド計画:レッド計画と関連したアイルランド侵攻を扱う。
タン計画:キューバへの介入を扱う。
シトロン計画:ブラジルとの戦争を扱う。
レモン計画:ポルトガルとの戦争を扱う。


ボードゲーム
"en:Great War at Sea series",en:Avalanche Pressから、オレンジ計画を扱った"U.S. Navy Plan Orange"(邦題『プラン・オレンジ--日本侵攻計画--』、国際通信社、)、ブラック計画を扱った"U.S. Navy Plan Black"、レッド計画を扱った"U.S. Navy Plan Red"、ゴールド計画を扱った"U.S. Navy Plan Gold"が発売されている。




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