378. 日本の強みは「製品品質」ではなく、「サービス」にありと 鋭い指摘である

 2010年 9月28日掲載  2014年 5月 5日再掲


日本経済新聞31面の経済教室よりの引用

筆者の関満博一橋大学教授が、ある躍進する中国企業を訪れたとき、ふと見上げると「わが社の目標」が掲げてあった。そこには「ドイツの品質」「中国の価格」「日本のサービス」とあった。世界が称賛していたのは「日本のサービス」なのであった。

この「サービス」は換言すれば、「満足のいく品質」と「適正な価格」があって初めてその効力を発揮することは容易に想像できると思います。日本は、「品質」あるいは「品質を創りだすための設計」あるいは「消費者に大きな付加価値と満足を与える商品企画およびその製造方法の提供」、そして「適正な価格での商品の提供」を可能にすること、その上に、消費者の立場に立った「きめ細かなサービス」により日本の将来を切り開いていくといえるかもしれません。

短く引用いたしましたが、この短文のなかに、これからの日本の目指すべき方向が示唆されていると感じました。
この記事のタイトルは、「素材」「サービス」に可能性、です。




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