379. 未知との遭遇 その時人々は? 人類と宇宙人との遭遇はあるか?

 2010年10月 1日掲載  2014年 5月 5日再掲


人は何かを信じたいと思っているが、事象が目の前に現れた時、それを信じてよいかを迷う。石橋をたたきたたき、そしてその石橋が力ずくでたたいても壊れなかったときにそれを信じる。また、他の人は自身の直感を信じ、その直感が受け入れる事象は信じるという三段論法を経る場合もある。

しかし考えるに、直感も過去の経験により形作られたものである。直感の裏には暗黙知があるに違いない。

問題は同じ事象でも、信じる人と信じない人がいることである。これは経験の深さにもよるであろうが、それ以上にその人の持つ性格や生き方が関わっているのかもしれない。

今回はUFOを信じるかという話である。国連が、宇宙人が地球に現れたときに、一番最初に宇宙人とコンタクトをとる人を指名するという話である。ありそうな、なさそうなという話である。しかし、この地球に生命が芽生えたくらいであるから、宇宙のどこかに生命体はきっと存在し、場合によってはその生命体が人類よりもはるかに優れた知能を持っていると信じている人は多いに違いない。優れた知能ゆえに地球まで旅をしてくると考えることもできる。

時を同じくして、たった20光年むこうに生命が存在するかもしれない星があるとのニュースが流れた。グリーゼ581(下記Wikipedia参照)である。私としては、光で20年もかかるような遠方の恒星の周りを、地球に環境の近い惑星がまわっていることをどのように突き止めたかの方が驚嘆するのだが。

あなたはUFOの存在を信じますか? UFOの目撃談は多い。WebをUFOで検索すると非常に多くのサイトが見つかる。





AFPBB 9月29日
国連が「異星人との接触担当者」を任命、英紙報道 国連は否定

英高級日曜紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)が26日、国連(UN)が異星人との接触を任務とする「宇宙大使」に国連宇宙部(UNOOSA)のマレーシア人の女性天文学者を任命すると報じた。だが、国連側は「ばかげた話」と、報道を否定している。

 サンデー・タイムズによると、異星人が現れた場合に第一に接触を図る責任者として、国連宇宙部のトップでマレーシア人のマズラン・オスマン(Mazlan Othman)氏を任命することを決めたという。

 一般にはあまり知られていない国連宇宙部は、オーストリア・ウィーン(Vienna)を拠点とする職員27人の小規模な国連機関。宇宙空間の平和利用を目指した国際間協力の推進、宇宙科学技術の応用促進などを使命とする。

 タイムズ紙によれば、オスマン氏は次週、英バッキンガムシャー(Buckinghamshire)州の英国王立協会カビル国際センター(Kavli Royal Society International Centre)で開かれる科学国際会議で正式に「宇宙大使」に任命されるという。

 だが、国連宇宙部は、これらの報道を全て否定している。

 一方、オスマン氏は1年前、AFPとのインタビューで、もし異星人と接触する必要性が生じた場合、接触者には「全人類を代表して、国連事務総長が適任だと思う」との見解を、冗談交じりに話している。(c)AFP





NHK 9月30日
生物住める可能性ある新惑星

ハワイにある世界最大級の望遠鏡、「ケック望遠鏡」を使い、てんびん座にある地球から20光年離れた「グリーゼ581」という星に注目し、その周りを回る惑星を11年間にわたって観測しました。その結果、新たに見つかった惑星のうちの1つについて、▽光や熱を発する「グリーゼ581」との距離が、水が凍ることなく液体のまま存在できるとみられる、ちょうどよい距離にあるほか、▽重力が地球とほぼ同じで、大気を保つことができる可能性が高く、生物が住みやすい環境を備えていることがわかりました。



グリーゼ581(Wikipedia)

グリーゼ581 (Gliese 581) は、太陽系から約20.40光年離れたM2.5V型の赤色矮星である。1863年にフリードリヒ・ヴィルヘルム・アルゲランダーらによって出版されたボン掃天星表 (BD catalogue) にはBD-07°4003として記載されている。グリーゼ581というのはドイツの天文学者、ヴィルヘルム・グリーゼによって編纂された近傍恒星カタログでの番号であり、他にもウォルフ562などの呼び名がある。

惑星系 [編集]
2010年までに、地球の2倍から海王星程度の質量を持つ惑星が6個発見されている。惑星には発見順にb以降のアルファベットが振られている。以下では恒星に近い順に説明する。

グリーゼ581e
質量が地球の2倍。2009年現在確認されている太陽系外惑星の中では最小の質量。公転周期3.15日。
グリーゼ581b
質量が地球の16倍。グリーゼ581の既知の惑星の中では最も質量が大きい。
グリーゼ581c
質量が地球の5倍。ハビタブルゾーンの範囲内に軌道を持ち、液体の水の存在が可能な表面温度(推定0~40 ℃)を持つ地球型惑星の可能性がある。水が存在するには主星に近すぎるという研究があるが、雲が大量に存在し惑星のアルベドが高い状態にあれば適切な気温に保たれるという反論もある[1]。
グリーゼ581g
直径は地球の1.2~1.4倍で、質量は地球の3~4倍。公転周期は37日でハビタブルゾーン内に存在する。常に同じ面を恒星に向けて公転している。
グリーゼ581d
質量が地球の約7倍で、公転周期は84日。楕円軌道で公転しているが、近星点ではハビタブルゾーンの範囲を通過している。
グリーゼ581f

グリーゼ581の惑星系の観測には視線速度法が用いられている。視線速度法には惑星の質量を下限値としてしか定めることができない性質があるため、実際の質量は上記の値より大きくなる可能性がある。ただし、シミュレーションを用いた検証では、それぞれの惑星が下限値の2倍程度を超える質量を持つと軌道が安定しなくなることが示されており、惑星の真の質量はそれ以下と考えられている。なお、このシミュレーションは各惑星が太陽系の惑星と同じように共通の平面上を公転していることを前提とする。




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