A08  ユニバーサルデザイン



努力目標

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技術士試験の問題からは必要最小限の引用にとどめる。(問題)が記されている部分はその引用である。

問題および解答は日本技術士会のホームページより必要に応じて入手してください。

  技術士第一次試験の問題   



問題番号が赤字のものは、ボーナス問題



H26年 T−1−1   H24年 T−1−4   H21年 T−1−2

H20年 T−1−1   H18年 T−1−5


同じ問題

H26年 T−1−1 と H24年 T−1−4



H26年 T−1−1

正答: D

(解答)

ユニバーサルデザインは、ロナルド・メイスにより提唱され、特別な改造や特殊な設計をせずに、すべての人が、可能な限り最大限まで利用できるように配慮された製品や環境の設計をいう。

ユニバーサルデザインの7つの原則は、

 (1)公平な利用
 (2)利用における柔軟性
 (3)単純で論理的な利用
 (4)認知できる方法
 (5)欠陥に対する寛大さ
 (6)少ない身体的な努力
 (7)接近や利用のためのサイズを空間

である。


ユニバーサルデザイン

特別な改造や特殊な設計をせずに
全ての人が可能な限り最大限まで
利用できるように配慮された製品や
環境設計をいう

(1) 誰でも公平に利用できる(誰にとっても利用しやすくする)
(2) 利用における柔軟性がある
(3) 単純で直感的に利用することができる
(4) 認知できる情報(必要な情報がすぐに理解できる)
(5) 失敗に対する寛大さ(失敗しても危険性がない)
(6) 少ない身体的な努力
(7) 接近や利用のためのサイズと空間



H21年 T−1−2  難問


正答: D

(解答)

日本における65歳以上の人口は、昭和25年(1950年)には人口の5%に満たなかったが、昭和45年(1970年)に7%を超え、国連の報告書において高齢化社会と定義された水準となった。

また、平成6年(1994年)には14%を超えて高齢社会となった。さらに、平成19年(2007年)には21%を超え、生活に障壁を感じないような対応をとることが必要となってきている。

そのため、障害のある人や高齢者などに主な焦点を当て、そうした方々が社会生活をしていく上で障壁となるものを撤去するとともに、新しい障壁を作らないことが必要である。

すなわち、物理的な障壁のみならず、社会的、制度的、心理的なすべての障壁に対応するという考え方で施設や製品などを設計するバリアフリーデザインと、誰にとっても利用しやすくするという考え方で施設や製品などを設計するユニバーサルデザインが必要であり、この両方に基づく取り組みを併せて推進することが求められている。


バリアフリーは障害のある人や高齢者に求められている。

「高齢化社会」「高齢社会」「超高齢社会」はWHOによる定義がある。

「高齢社会」「高齢化社会」「超高齢社会」。改めまして定義と歴史まとめ!によると、

2013年時点では、高齢化率が25.0%、つまり日本の人口の4人に1人が高齢者!今後はさらに高齢化率が高くなることが予想されています。
総人口に対して65歳以上の高齢者人口が占める割合を高齢化率という。世界保健機構(WHO)や国連の定義によると、高齢化率が7%を超えた社会を「高齢化社会」、14%を超えた社会を「高齢社会」、21%を超えた社会を「超高齢社会」という。



H18年 Tー1−5

正答: D

(解答)

バリアーフリーデザインは、障害のある人々高齢者などが、社会生活をしていくうえで妨げとなる障壁がないように意図された設計をいう。

アクセシブルデザインは、何らかの機能に制限がある人に焦点を合わせ、これまでの設計をそのような人々のニーズに合わせて拡張することによって、製品や建物やサービスをそのまま利用できる潜在顧客数を最大限まで増やそうとする設計をいう。

ユニバーサルデザインは、特別な改造や特殊な設計をせずに、すべての人が、可能な限り最大限まで利用できるように配慮された製品や環境の設計をいう。




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