A19 PERT法 努力目標 理解する 技術士試験の問題からは必要最小限の引用にとどめる。(問題)が記されている部分はその引用である。 問題および解答は日本技術士会のホームページより必要に応じて入手してください。 技術士第一次試験の問題 問題番号が赤字のものは、ボーナス問題 H28年 T−1−4 H25年 T−1−4 H23年 T−1−3 H28年 T−1−4 正答: C (解答) 解答:C 複雑な工程と日数が示されているが、各ルートの必要日数を頭から積み上げていけば答えに到達できる。たとえば中央にあるポイントEでは、ルートp−b1では25日必要であるが、p−a1−a2−ダミーでは33日と長くかかる。従って、ルートp−b1の工程は余裕を持っていることがわかる。縮めるとすれば、工程p−a1−a2−ダミーのどこかである。同じように日数の積み上げを行って行けば、どこに縮めしろがあるかがわかる。 なお、ダミーとは、工程a2が終了してポイントBに到達しないとポイントEからの工程b2が開始できないことを示す記号である。 下の図に示すように、作業の進行順に必要日数を求めていくと、○で囲んだルート(p−a1−a2−ダミー−b2−b3−f)がクリティカルパスとなる。 費用を支払って工期を1日短くするとすると、a2かb3のどちらかであるが、b3の方が追加費用が安い。 図の説明 ノード6 @を出発してEの点に到達するには、 経路p−b1では25日を要する。 経路p−a1−a2−ダミーでは33日を要する。 経路pは共通であるから、経路b1に(33−25)=8日の余裕がある。 (余裕がある経路は無理して短縮しても意味がない) ノード9 @を出発してHに到達するには、 Eを経由してくると55日 Dを経由してくると53日 Gを経由してくると47日 Dを経由する経路に2日、Gを経由する経路に8日の余裕がある。 (余裕がある経路は無理して短縮しても意味がない) ノード10 a4に4日の余裕がある。 (余裕がある経路は無理して短縮しても意味がない) H25年 Tー1−4 正答: C (解答) 経路、B→E→F(あ→う→え→お→か)が最長日数を要する経路で4+4+0+5=13日。この日数を最小費用の投入で1日短くして12日とする。B 45万円、E 50万円、F 40万円であるからFが一番安い。 H23年 Tー1−3 H23年度問題 正答: B (解答) アローダイヤグラムはH25年T−1−4に同じ。B 45万円、E 40万円、F 50万円であるからEの40万円が一番安い。 問題一覧表へ戻る |