B12  数字列の表記



努力目標

  理解する




技術士試験の問題からは必要最小限の引用にとどめる。(問題)が記されている部分はその引用である。

問題および解答は日本技術士会のホームページより必要に応じて入手してください。

  技術士第一次試験の問題    



問題番号が赤字のものは、ボーナス問題


構文図

H26年 1−2−5   H18年 1−2−3   H16年 T−2−4

同じ問題

H26年 1−2−5 と H18年 Tー2−3



算術木

H27年 T−2−6  


数値の表現形式

H24年 T−2−2   H21年 T−2−1




構文図



H26年 1−2−5 

正答: D

(解答)



Aのルートは英字1文字のみからなる
Bのルートは、英字1文字−数字1文字−英字1文字 の並び
Cのルートに回ると、英字1文字−数字複数−英字1文字 の並び
さらにDのルートに回ると、英字1文字−数字1文字〜複数の繰り返し−英字1文字 の並び

@ B、Dのルート
A B、Cのルート
B Aのルート
C Bのルート
D 規則外



H18年 T−2−3 

正答: @

(解答)

前問と同様に、

@ 最後の文字が数字でなければならないから、誤り



H16年 1−2−4

正答: D

(解答)

同様に

D 最初の文字が英字でなければならないから、誤り



算術木



H27年 T−2−6 

正答: C

(解答)

枝から幹へと計算を進める。
例が2つ示してあるので、要領はわかる。

左下 3×2、右下 5−1
そして幹に移って(3×2)−(5−1)=2



数値の表現形式



H24年 T−2−2

正答: A 

(解答)

記号|はORを表している。

   <数値列>::=01|0<数値列>1

は、01、0*1が可能で、*には現在の数値列が代入される。
数値列を 01 から始めると、次に許されるのは 0 01 1(すなわち0011)
次に許されるのは、00 01 11(すなわち000111)のみとなる。
答えは6桁の数字であるから、000111 しか可能性がなくなる。



H21年 T−2−1

正答: D

(問題)

次の表現形式で表現することができる数値として、誤っているものを@〜Dの中から選べ。

ルール

(1) 数値 ::= 整数|少数|整数 小数
(2) 小数 ::= 小数点 数字列
(3) 整数 ::= 数字列|符号 数字列
(4) 数字列 ::= 数字|数字列 数字
(5) 符号 ::= +|−
(6) 小数点 ::= .
(7) 数字 ::= 0|1|2|3|4|5|6|7|8|9

 ただし、上記表現形式において、::=は定義を表し、|はORを示す。

@ −19.1  A .52  B −37  C 4.35  D −.125

(解答)

ルール(4)の数字列は、数字列が数字1文字でもよいし、その数字列の後ろに数字を足して数字列を伸ばしてもよいことを示している。

@ −19.1
 ルール(1) 数値 ::= 整数 小数
 → 整数部分にルール(3)、小数部分にルール(2)を適用
 → 符号 数字列 小数点 数字列
 → 後ろ側の数字列にルール(4)を適用
 → 符号 数字列 小数点 数字
 → −19.1 は適

A .52
 ルール(1) 数値 ::= 小数
 → ルール(2)を適用
 → 小数点 数字列
 → .52 は適

B −37
 ルール(1) 数値 ::= 整数
 → ルール(3)を適用
 → 符号 数字列
 → −37 は適

C 4.35
 ルール(1) 数値 ::= 整数 小数
 → 整数にルール(3)、小数にルール(2)を適用
 → 数字列 小数点 数字列
 → 前の数字列にルール(4)を適用
 → 数字 小数点 数字列 → 4.35 は適

D −.125
 ルール(1) 数値 ::= 小数
 → ルール(2)を適用
 → 小数点 数字列
 → 小数点の前に符号を加えるルールがない(これ以上展開のしようがない)
 → −.125 は不適 (符号がない .125 なら適) 




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