B15  PERT法



努力目標

  理解する




技術士試験の問題からは必要最小限の引用にとどめる。(問題)が記されている部分はその引用である。

問題および解答は日本技術士会のホームページより必要に応じて入手してください。

  技術士第一次試験の問題    



問題番号が赤字のものは、ボーナス問題

H26年 1−2−1   H23年 1−2−2   H19年 T−2−3

H18年 T−2−4




H26 1−2−1 

正答: @ 

(解答)

問題で与えられた図は下側である。複雑に見える。
そこで、問題の意味するところを素直に図にしてみた。上の図である。

上の図と下の図を見比べると答えは一目瞭然。
(ア)がAq、(イ)がBp、(ウ)がAr、(エ)がBqであることがわかる。

解答欄を見ていれば惑わされるが、その意味するところから考えてみると意外に簡単である。





H23年 T−2−2 

正答: A 

(解答)

「遅延時間」という言葉が難しく惑わされるが、「通信時間」に読み替えればよい。
AからFへの最短通信時間を達成するには、A→B→E→Fで、その通信時間は1+2+5=5となる。非常に簡単な問題である。





H19年 Tー2−3 

正答: C 

(解答)

問題文を忠実に図にすると下の図になる。点線矢印は制約条件を表し、たとえば機械Aの作業Pが終わらないと機械Bの作業Pがはじめられないことを意味している。
上の図を書き直したのが下の図だ。必要時間が感覚的にとらえられるように矢印の長さに長短をつけた。全工程に必要な時間は一目瞭然だ。





H18年 1−2−4

正答: B 

(解答)

開始から終了まで、矢印通りに進むプロジェクトがある。ただし、工程に遅れが出る可能性がある。開始から終了までの日程を守るとき、工程Dに許される余裕時間は最大何日かという問題である。

そこでこの図をひとにらみすると、

開始から終了までの最長日数は、A+C+F=4+3+5=12日である。
これに対して、Dを通って、開始から終了までの最短日数は、A+D+G=4+2+3=9日である。

この最長日数12日とDを通る経路9日の差3日がDに許された遅延日数である。






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