C05 バネの固有振動数 この問題の努力目標 理解する イメージする 技術士試験の問題からは必要最小限の引用にとどめる。(問題)が記されている部分はその引用である。 問題および解答は日本技術士会のホームページより必要に応じて入手してください。 技術士第一次試験の問題 バネの固有振動数 問題番号が赤字のものは、ボーナス問題 H26年 Ⅰ-3-5 H24年 Ⅰ-3-2 同じ問題 H26年 Ⅰ-3-5 と H24年 Ⅰ-3-2 バネのエネルギー H22年 Ⅰ-3-4 H16年 1-3-1 バネの固有振動数 H26年 Ⅰ-3-5 正答: ② (解答)
バネのエネルギー H22年 Ⅰ-3-4 正答: ② (解答) バネの基本公式は、 F=-kx バネ定数2kのバネを直列につないでいるから、合成バネ定数は、 1/(1/(2k)+1/(2k))=k (強いばねでも、直列につなぐとそのバネ定数は小さくなります。小さな力でも伸ばせるようになります) 従って、このバネの伸びと力の関係を表す式は、 F=-kx エネルギーは力×距離 バネを釣合の状態から x 伸ばすときを考える。 E=∫Fdx=-k∫xdx=[-kx2/2](x=0 to k)=-kx2/2 このバネの、重荷Pと釣り合う距離xは、 P=-kx より x=-P/k 従って、 E=-kx2/2=-k(-p/k)2/2=-P2/(2k) H16年 1-3-1 正答: ④ (解答) 間違っているのは④です。 ① 全ポテンシャルエネルギー=内部ポテンシャルエネルギー+外部のポテンシャルエネルギーです。内部ポテンシャルエネルギーを失うとその失った分だけ外部のポテンシャルエネルギーが増える、あるいはその逆となりますが、全ポテンシャルエネルギーは一定という構図です。バネが伸びた場合、そのバネの内部に蓄えられる内部エネルギーはku2/2、一方、重りは高さがu下がり位置のエネルギーを失いますから-mgu。この合計、ku2/2-mguが一定となります。 ② バネの伸びに必要な力と重りが重力より受ける力の釣合の式です。 ③ ①の式、ku2/2-mguをuで微分すると、ku-mg、これをゼロと置くとku=mgとなり②と同じ話となる。 ④ 全ポテンシャルエネルギーは一定。位置のエネルギーと運動のエネルギーが移り変わっていくが、その合計は一定である。この④で言っていることは、①で言っていたことと違っていることが分かれば、①か④のどちらかが誤りであることがわかる。 ⑤ 有限要素法の基本は、静止している系のメッシュ切りを行うことにあるが、動いている系ではこのメッシュが切れない。 問題一覧表へ戻る |