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有限要素法では節点の変位(並進変位と回転変位){u}を未知数とします。
要素内の変位分布(変位関数)を仮定する。
この問題のように二次要素であれば、変位は座標の二次関数で表す。ひずみと応力は、要素内で線形分布となり、精度が改善される。
最初にdu2/dx2=0とuのx=0とx=Lでの値が与えられている、一回積分を施すとdu/dx=a(aは定数)となり、もう一回積分を施すとu=ax+bとなる。
この結果より、式(1)はx=x1におけるuの値u1とx=x2におけるuの値u2を直線で結び、その直線を基に x のある値におけるuを求めようとするものであることが分かる。
赤色で示した線は直線で、あるxの値におけるuは次式で内挿できる。
u=(x2-x)/(x2-x1)×u1+(x-x1)/(x2-x1)×u2
今、問題よりx2-x1=1であるので
u=(x2-x)u1+(x-x1)u2
これを今の問題の一般式に書き直せば
u=(xi+1-x)ui+(x-xi)ui+1
となる。 |