C11 ベクトル 努力目標 理解する 技術士試験の問題からは必要最小限の引用にとどめる。(問題)が記されている部分はその引用である。 問題および解答は日本技術士会のホームページより必要に応じて入手してください。 技術士第一次試験の問題 問題番号が赤字のものは、ボーナス問題 単位ベクトル H28年 Ⅰ-3-3 H22年 Ⅰ-3-3 同じ問題 H28年 Ⅰ-3-3 と H22年 Ⅰ-3-3 C24 ベクトルの微分 H26年 Ⅰ-3-1 H25年 Ⅰ-3-6 H23年 Ⅰ-3-5 H22年 Ⅰ-3-2 H21年 Ⅰ-3-4 H20年 Ⅰ-3-5 全て同じ問題である 内積 H26年 Ⅰ-3-4 単位ベクトル H28年 Ⅰ-3-3 (※ベクトルに分類していますが、本来は有限要素法に分類されるべき問題である) 正答: ② 複雑そうに見えるが、実は簡単な問題である。掛算式を展開すれば答えに至る。 (解答) なじみが薄いギリシャ文字なのでξ(クシー)→α、η(エータ)→βと書き直す。 題意より、α、βの関数N1、N2、N3、N4は、 N1=1/4(1-α)(1-β) N2=1/4(1+α)(1-β) N3=1/4(1+α)(1+β) N4=1/4(1-α)(1+β) [N1,N2,N3,N4]=a0+αa1+βa2+αβa3 a0、a1、a2、a3は定数項からなる行ベクトル a0=1/4[1,1,1,1] 1/4を省略して表を作る。
従って、②が答えとなる。 確認計算をする。1/4を省略すると、 [N1,N2,N3,N4]=[1-α-β+αβ,1+α-β-αβ,1+α+β+αβ,1-α+β-αβ] =a0+αa2+βa3+αβa4=[1,1,1,1]+α[-1,1,1,-1]+β[-1,-1,1,1]+αβ[1,-1,1,-1] =[1,1,1,1]+[-α,α,α,-α]+[-β,-β,β,β]+[αβ,-αβ,αβ,-αβ] さらにダメ押し確認する。 =[1-α-β+αβ,1+α-β-αβ,1+α+β+αβ,1-α+β-αβ] (参考) 有限要素法の四角形アイソパラメトリック要素からの引用 ベクトルの微分 注意せねばならぬ点は、 d sin(ax+b)/dx=a ×cos(ax+b)、d sin(ax+b)/dx=-a×sin(ax+b) H26年 Ⅰ-3-1 正答: ② (解答) ① u=(u,v)として与えられているから、たとえば①では u=(x,y) 従って、u=x、v=yである。 ∂u/∂x+∂v/∂y=∂x/∂x+∂y/∂y=1+1=2 同様に ② 1-1=0 ③ y+x ④ y-x ⑤ 2x-2y H25年 Ⅰ-3-6 正答: ④ (解答) Vx=x+y、Vy=x2 rotV=∂Vy/∂x-∂Vx/∂y=2x-1 点(2,3)はx=2、y=3であるから rotV=2x-1=3 H23年 Ⅰ-3-5 正答: ① (解答) Vx=sin(x+y+z),Vy=cos(x+y+z) Vz=z divV=∂Vx/∂x+dVy/∂y+∂Vz/∂z 今、d sin(ax)/dx=a×cos(ax)、d cos(ax)/dx=-a×sin(ax) 従って、 divV=cos(x+y+z)-sin(x+y+z)+1 (x,y,z)=(2π,0,0)であるから =cos(2π)-sin(2π)+1 =1+0+1 =2 H22年 Ⅰ-3-2 正答: ④ (解答) ① 2x-2y ② y-x ③ 1+1=2 ④ 1-1=0 ⑤ y-x H21年 Ⅰ-3-4 正答: ④ (解答) Vx=y2、Vy=x+y rotV=∂Vx/∂y-∂Vy/∂x=2y-1 (x,y)=(3,2)であるから rotV=3 H20年 Ⅰ-3-5 正答: ④ (解答) Vx=x3、Vy=xy+yz+zx、Vz=z divV=∂Vx/∂x+∂Vy/∂y+∂Vz/∂z =3x2+x+z+1 (x,y,z)=(2,1,1)であるから divV=16 内積 H26年 1-3-4 正答: ① 知識を問う、知っていて当然という問題である。 (解答) ずばり、内積の定義を知っているかを問う問題である。 a=(ax,bx)、b=(bx,by) 内積a・b=axbx+ayby 参考までに、別の表記として、 内積a・b=|a||b|cos(θ) (余談) 内積a・b=|a||b|cos(θ) が 内積a・b=axbx+ayby であることの証明 問題一覧表へ戻る |