説明資料 32
  
 スライド1は人によって引き起こされた核爆発以外の大爆発一覧(Wikipedia)というすごい名前の付いたページより抜粋した。ここに示されている火薬とは黒色火薬のことで、1800年以前にこのように多くの火薬が蓄えられていたことに感心する。黒色火薬は硝石(硝酸カリウム、KNO3)、木炭、イオウの混合物で、その硝石は動物や人間の排せつ物をアンモニア酸化菌により酸化することにより作られていたからである(硝石(Wikipedia)中の製造史を参照のこと)。1820年ごろにチリで硝石の鉱床が発見され、大量供給が可能となった。

 スライド2では火薬類による事故の件数、および負傷者の数を示している。出典は平成28年度火薬類事故防止対策授業報告書(全国火薬類保安協会)で経済産業省委託事業としてまとめられている。実に217ページに及ぶ大著である。


  
 
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