技術士一次試験 基礎科目 解答  アルケミストの小部屋



ひとこと


資格試験に合格することに特化した最強の勉強方法はこれだ

資格試験に合格する方法(2023年2月公開)
こちらは読んでいただくと得るところがあると思っています。



 書籍

 技術士一次試験 基礎科目を極める(2022年版)




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一次試験の出題は下に示すように、A 設計・計画、B 情報・論理、C 解析、D 材料・化学・バイオ、E 環境・エネルギー・技術と実に広範囲に及ぶ。この基礎科目で合格点を得られるかが、一次試験の合否を大きく左右する。

日本技術士会からは、平成16~28年度の試験問題とその正答が公開されている。 

問題を眺めているうちに、20年ぶりに最近の技術と社会の基本について再勉強したくなった。基礎科目はこの勉強にうってつけの教材である。Web等から情報を得ながら学習を進め、一応ではあるが全問をクリアした。

13年分もの問題があると、似たような問題でグルーピングができる。そのグループの系統的な学習により短期間に多くを学び深い理解に至ることができる。これが今回の再勉強で得られた実感である。その成果の一端を公開することとした。

この系統的な学習の成果が受験者にどの程度効果があるかはわからないが、グルーピングをしているので、グループを一つずつクリアしていけば、強みと弱みを知りつつ効果的な学習ができるものと思う。すなわち、「無知の知」である。このグループはマスターした。ここが弱い。この識別が進めば効率的な学習ができる。少しでもお役にたてれば公開した意味がある。

各グループごとに図とキーワードを織り込んだチャート(海図)を作っていけば、理解と記憶が強化される。


今回問題を解いてみて感じたことは、超簡単な問題から超難問までが混在しているということである。どの問題が簡単で、どの問題が難しいかを識別できるようになれば(そこまで学習が進めば)一次試験無事突破は間違いないであろう。


なお、このWeb公開では次の点に配慮している。

著作権
 ・日本技術士会の出題(問題)は著作物であるから、その引用は必要最小限に留めた。
  (各問題に、その年度の問題が呼び出せるようにリンクを張っている)
 ・Webからの引用は、解答を補足するための必要最小限に留めた。
  (さらに詳しく知りたい場合にはリンクをたどって引用もとへと飛ぶこと)

下表の説明
 ・A~Dのカテゴリーに分け、各カテゴリー内では内容ごとにグルーピングしている。
 ・黄色地で示したグループは、少し学習すれば得点源になると判断したものである。
  (理解すれば解ける問題である。記憶を要するものは白地のままとしている)
  (人それぞれ得意分野が異なるので、あくまでも私の個人的見解である)
 ・項目下にある番号は最初の表の分類・連番であり、各問題がどのカテゴリーに属して
  いるかを示している。

プリントアウト
 印刷はA4版(横)に合わせてある。


                     2016年12月14日公開

                   E-mail: hata@alchemist.jp





分類 A 設計・計画 B 情報・論理 C 解析 D 材料・化学・バイオ E 環境・エネルギー・技術 分類


カテゴリー 出現頻度 カテゴリー 出現頻度 カテゴリー 出現頻度 カテゴリー 出現頻度 カテゴリー 出現頻度

全数 ボー
ナス
全数 ボー
ナス
全数 ボー
ナス
全数 ボー
ナス
全数 ボー
ナス
信頼度 11 10 2進数 10 10 ヤング率 12 11 原子分子の
構造と性質
計算問題
信頼性設計 情報の容量 たわみと
固有振動数
化学反応 13 エネルギー
需給
設備・機械
の保全
実行時間 ポアソン
計算問題 電気の
発電・貯蔵
信頼性
獲得手法
2進数配列
のシフト
応力集中 中和とpH エネルギー
資源
最適化
手法
記憶素子 バネ 金属の製造 再生可能
エネルギー
規格・基準 パリティ 有限要素法
基本
金属の性質 12 資源
リサイクル
エンジ
デザイン
論理問題 有限要素法
要素内内挿
電子
セラミックス
廃棄物
ユニバ
デザイン
集合の
論理式
有限要素法
トラスモデル
高分子
化合物
環境汚染
設計図面等 集合に
含まれる数
有限要素法
面積座標
材料と製品 環境問題
10 循環型社会 判断基準
と決定表
有限要素法
振動解析
放射線と
材料
環境保全
活動
10
11 品質要求と
品質要素
天気の確率 ベクトル 遺伝形質 地球温暖化 11
12 製造物責任 文字列の
表記
慣性
モーメント
DNA 生物の
多様性
12
13 標準偏差 数値計算
の誤差
逆行列 遺伝子操作 設備安全 13
14 品質管理 重み付け ヤコビ行列 生物の構成 信頼安全
解析手法
14
15 抜取検査 PERT法 偏微分 生体膜 品質管理 15
16 待ち行列 アルゴ
リズム
差分
近似式
代謝 知的財産 16
17 オペ
リサーチ
11 10 インター
ネット
補間多項式 ホメオタシス 技術者
倫理
17
18 論理判断 データ
検索法
定積分
近似式
ワーム
チューブ
科学技術
コミュニ
ケーション
18
19 PERT法 情報保存
方法 RAID
二重積分 化学史 人類と技術 19
20 PDCA
サイクル
数式の展開 技術史 20
21 材料の強度 ストークス
近似
21
22 せん断力 体積と圧力 22
23 地震と破壊 熱伝導率 23
70 56 70 62 71 49 72 38 73 20





 A  設計・計画            
年度 H28 H27 H26 H25 H24 H23 H22 H21 H20 H19 H18 H17 H16
 Ⅰ-1-1  信頼度 信頼度   ユニバ
デザイン
 製造物
責任法
信頼度  信頼度  生産
計画 
故障と
修復
 
 ユニバ
デザイン
信頼度   信頼度  信頼度 売上
最大化
 
01  01   08  12 01  01   17  03 08   01  01  01  17
 Ⅰ-1-2  抜取検査 待ち行列
時間
 
 損益
分岐点
 材料の
強度
 構造物
安全性
 待行列
時間
 リスク
評価
 ユニバ
デザイン
 製造物
責任法
 検査回数 最適化 
手法
 標準偏差  設計者
の責任
15  16  17  21  21  16 04   08  12  17  05  13  09
 Ⅰ-1-3  座屈  極限強と安全率  品質管理  数値
最適化
 品質要求と要素  PERT法  信頼度  標準偏差  標準偏差  地震と力  せん断力  図面
具備要件
 信頼度
21  21  15  05  11  19 01   13  13  23  22 09  01 
 Ⅰー1-4  PERT法  製造物
責任法
信頼度   PERT法  ユニバ
デザイン
 売価の
最適化
 建物
地震安全
 信頼性
設計
 利益
最適化
 循環型
社会
 国際標準機構  スタンダード  規格と基準
19  12 01    19  08  17  23  02  17 10   06  06 06 
 Ⅰ-1-5  製造個数
最適化
 標準偏差  設備機械の保全  待ち行列時間  生産計画  安全率  階層
分析
 輸送時間  コストと安全率  計画案
選択
ユニバ
デザイン 
 論理判断  
17  13  03  16  17  21  11  17 17  17 08   18  
 Ⅰ-1-6  エンジ
デザイン
 PDCA
サイクル
 設計図面  品質管理               故障 
発生確率
 
07  20 09   14                01  
B  情報・論理             
年度 H28 H27 H26 H25 H24 H23 H22 H21 H20 H19 H18 H17 H16
 Ⅰ-2-1  天気の
確率
 数値計算誤差  アロー
ダイヤ
 2進数  演算と
精度
 2進数  n進法  数値列
表現形式
 情報圧縮容量  2進数 データ
転送速度
 情報の
大きさ
 レジスタ
11  13  15  01  13  01  01  12 02   01  03  02  05
 Ⅰ-2-2  真理値
演算
 論理問題  アルゴ
リズム
 重み
問題
 数値列
表現形式
 PERT法  実行時間  情報
暗号化
 2進数  パリティ
ビット
集合  2進数
の計算
 パスワード
08  07  16  14  12  15  03 17  01   06 09  04   17
 Ⅰ-2-3  アルゴ
リズム
 2進数
表記法
国際標準
図書番号
集合の 
論理式
 天気の
確率
集合の 
論理式
 集合  2進数  道路ネットワーク  PERT法  構文図  情報量  天気の
確率
16  01  06 08   11  08  09 01  14  15  12  02  11
 Ⅰ-2-4  アクセス
時間
 情報量
テラバイト
 スタック  論理検索  データ
容量
アクセス
時間
 情報保存方法
RAID
 2進数
16進数
 判断基準
と決定表
数値
計算 
誤差
 PERT法  データ
探索方法
 構文図
03 02   05  09 02 03   19  01  10  13  15 18   12
 Ⅰ-2-5  パリティ
ビット
 情報
暗号化法
 構文図  2進数 アルゴ
リズム
 
 パスワード  セキュリティ  スタック  インター
ネット
 2進数  論理問題  インター
ネット
 プロ
グラム
06  17  12 01   16  17  17 05  17  01   07  17  16
 Ⅰ-2-6  表現アドレス数  算術木  道ネットワーク  CPU
実行時間
              情報 
暗号化
 
02  12  14 03                 17  
 C  解析            
年度 H28 H27 H26 H25 H24 H23 H22 H21 H20 H19 H18 H17 H16
 Ⅰ-3-1  積分
近似式
 補間
多項式
 流速
ベクトル
 材料の
ひずみ
 有限要素法 有限要素法  逆行列  気体の
断熱変化
 ひずみ  材料の
変形
 数値解析精度  差分
表現
 バネの
エネルギー
18  17  11  03  06  06  13  22  03  01  06  16  05
 Ⅰ-3-2  二重積分
ヤコビ
 偏微分  有限要素法精度  固有
振動数
 バネ固有振動数  応力
集中
 ベクトル
偏微分
 たわみ  差分
表現
 有限
要素法
 定積分
近似式
 数値解析誤差 線膨張
 応力
19  15  06  02  05  04  11 02  16   06 18  06   01
 Ⅰ-3-3  単位
ベクトル
 数値解析
誤差
 差分
表現
 有限
要素法
面積座標
 ヤコビ
行列
 熱伝導率  ベクトル  ひずみ
エネルギー
 弾性率と
ポアソン比
 材料の
変形
 ひずみ  有限要素法
トラス
ストークス
近似
11  06  16  09  14  23  11  01  03  01  03 08  21 
 Ⅰ-3-4  二重積分  慣性
モーメント
 内積  逆行列  差分
表現
 固有
振動数
 バネの
エネルギー
 ベクトルの
偏微分
 体積と
圧力
 数式の
展開
 有限
要素法
 偏微分   有限要素法
振動解析
19  12 11   13  16  02  05 11   22  20  06  15  10
 Ⅰ-3-5  固有
振動数
材料の
負荷変形
 バネの
固有振動数
 ひずみ
エネルギー
 材料に
かかる力
ベクトルの
発散 
 材料の
伸び
 ヤコビ
行列
 ベクトル
の偏微分
 気体の
体積変化
 応力  ひずみ
エネルギー
 有限
要素法
面積座標
02  01  05  01  01  11  01 14   11  22  01  01  09
 Ⅰ-3-6  引張り
強度
 材料の
負荷変形
 材料に
かかる力
 ベクトルの偏微分               ひずみ 有限
要素法
01  02  01  11                01  07
 Ⅰ-3-7                      熱伝導   
                    23   
 D  材料・化学・バイオ          
年度 H28 H27 H26 H25 H24 H23 H22 H21 H20 H19 H18 H17 H16
 Ⅰ-4-1  反応の
方向
 化合物
の燃焼
 反応
生成熱
 熱化学
反応式
 熱化学
方程式
 水溶液
pH
化合物の
極性 
 ハロゲン
の性質
 水不溶
気体
 水溶液
pH
 元素の
性質
 化学結合  材料と
元素
02  02  02  02  02  04  01  01  02  04  01  01 09 
 Ⅰ-4-2  元素の
構造
酸化数  水溶液
濃度 
 水溶液
pH
 金属水酸化
物の性質
 反応
生成熱
 ベンゼン類
の性質
 熱化学
反応
 燃焼での
CO2発生
 鉛蓄電池  化学平衡  元素・イオン
の電子数
 科学
技術史
01  03  03  04  02  02  02  02  02  02  02 01   19
 Ⅰ-4-3  金属の
性質
 合金中の
原子組成
 金属の
負荷変形
 電子セラミックス  金属
疲労
放射線
と材料
 
 金属の
性質
 環境貢献
化合物
 金属の
強度・破損
 物質・材料
性質
 製品が
含む元素
 分子の
構成元素
化合物
と元素
 
06 03   06  07  06  10  06  09  06  09  09 09  01
 Ⅰ-4-4  材料の
力学特性
 金属
製造
 材料の
熱伝導
 金属材料
の腐食
 材料の熱伝導  金属の
強度・破壊
電子
セラミックス 
 金属の
変形
 金属中の
自由電子
 植物の
必要元素
 高分子
の性質
 金属
製造
 水素分子
とイオン
06  05  06  06  06 06   07  06  06  14  08  05 01 
 Ⅰ-4-5  コドンと
アミノ酸
 クローン
作成技術
 生体膜  アミノ酸  DNA  生体膜  酵母菌
の発酵
 クローン
作成技術
 ワームチューブ  遺伝子
操作
 ホルモン  DNAの
変性
 遺伝形質
14  13  15  14  12  15  16  13  18 13   14  12 11 
 Ⅰ-4-6  DNA
の変性
 DNAの
構成塩基
 生物の
構成元素
 酵母菌
の発酵
               タンパク質
の性質
エネルギー
代謝 
 
12  12  14  16                14  16
 Ⅰ-4-7                        ホメ
オタシス 
                       17
 E  環境・エネルギー・技術         
年度 H28 H27 H26 H25 H24 H23 H22 H21 H20 H19 H18 H17 H16
 Ⅰ-5-1  産廃の
処理経路
 産業
廃棄物
 大気汚染
物質
 石油情勢  廃棄物
リサイクル
 温室効果
ガス
 CO2
排出量
 再生可能
エネルギー
 発電方法と
発電量
 電気
貯蔵・発電
 地球温暖化
法律
CO2
排出量
 燃焼
熱量
01 07  08  02  06  11  11  02  02  03  11  01  04 
 Ⅰ-5-2  生物
多様性
 地球温暖化
関連法律
 環境保全  CO2
発生量
 燃焼
熱量
 循環型
社会
 環境保全  環境保全
技術
 再生可能
エネルギー
 資源
リサイクル
 環境問題  廃棄物処理
リサイクル
 エネルギー
資源
12 11  10   01 04  06  10   10 05  06  08   06 04 
 Ⅰ-5-3  電気
エネルギー
CO2排出量
比較 
 再生可能
エネルギー
 環境保全 発電量と
発電効率
 
 天然ガス  生物多様性
の保全
 京都議定書  廃棄物
再資源化
 濃度の
単位
 環境用語  温室効果
気候変動
 世界の
環境問題
03 01  04  10  02  01  12  11  06  01  10  11  09 
 Ⅰ-5-4  エネルギー
基本計画
 エネルギー
消費量
 エネルギー
資源
 環境保全  品質管理  統計的
品質管理
 設備の
安全性確保
 設備・機械
の保全
 環境管理 設備・機械 
保全
 品質検査  アイデア
創出法
 水環境
環境容量
02 02  04  10  15  01  13  13  10  13  15  16  10 
 Ⅰ-5-5  科学技術
コミュニケーション
 知的財産
関連法律
 技術者
倫理
 科学技術
コミュニケ
 技術発展
の歴史
 人物と業績  人物と業績  人物と業績  QC
7つ道具
 知的財産
基本法
 知的財産
基本法
 設備導入
経済性評価
 環境
一般問題
18 16  17  18  19  20  20  20  15  16  16  01  19 
 Ⅰ-5-6  人物と業績  人物と業績  人物と業績  人物と業績                科学技術
コミュニケ
 PDCA
サイクル
20 20  20  20                18   15
 Ⅰ-5-7                         信頼性
解析手法
                       14
 Ⅰ-5-8                          科学史
                       19